はじめに
近年、副業や老後資金対策として、不動産投資が注目されています。しかし、不動産投資は決して簡単ではありません。しっかりと準備をせずに投資を始めると、失敗してしまう可能性もあります。
不動産投資初心者が失敗しないための重要なポイントは、信頼できるパートナーを選ぶことです。
多くの不動産会社や営業担当の中から信頼できるパートナーを見つけることがとても重要になります。
そこで今回は、不動産投資で成功するために、信頼できるパートナーかどうかを見極める、5つのポイントをご紹介します。
1.想定家賃の算定根拠を確認する
物件を紹介された際には、「想定家賃の算定根拠」を聞くことが重要です。
想定家賃の算定根拠としては、以下のものがあります。
・周辺地域の相場
・物件の立地条件
・物件の状態
・空室リスク
「賃貸履歴(過去の家賃を一覧にしたもの)を見せてほしい」と頼むのも一つの手です。その際、納得のいく算定根拠を説明できない、もしくは賃貸履歴を見せたがらない会社や営業担当とはつきあわない方が無難です。
想定家賃が適正かどうかは極めて重要です。家賃が1000円下がると、物件の資産価値は30万円下がると言われています。根拠を聞いた際、「今の入居者の家賃がこの金額です」と言われたら要注意です。現在の家賃で借りられているだけで、空室になった場合は周辺相場に合わせて家賃を下げないと次の入居者が見つからない可能性があります。
2.提携金融機関をチェック
多くの場合、不動産投資にはローンを利用します。そのため、提携金融機関の条件をしっかりとチェックすることが重要です。
チェックポイントとしては、以下のものがあります。
・金利
・融資額
・返済期間
・手数料
信頼できる会社かどうかは、「提携金融機関」でもある程度判断できます。業界の大手であるジャックスやオリックス銀行と提携している会社であることは、信頼性の高い証拠です。
3.現地見学を欠かさない
興味のある物件が見つかったら、必ず現地を見学しましょう。主に物件の近くに忌避施設がないかをチェックするためです。
その他、現地見学で確認すべきポイントは、以下のものがあります。
・物件の状態
・周辺環境
・交通アクセス
・治安
地方在住者が都心の物件を購入する場合でも、一度は現地に足を運ぶことが重要です。
4.物件の管理状況を確認する
物件の管理状況もしっかり確認しましょう。物件を販売した会社が賃貸管理も行っていることが前提です。外部業者に管理を委託している会社の場合、管理が行き届かず、次の入居者を探すのに苦労することがあります。
管理状況を確認すべきポイントは、以下のものがあります。
・管理会社の評判
・修繕履歴
・空室対策
購入前には「重要事項調査報告書」の確認も忘れずに行いましょう。この報告書には管理の仕方や修繕の状態、管理費の滞納問題の有無などが記載されています。
5.複数の営業担当の話を聞く
いきなり物件を勧めてくる営業担当は避けるべきです。信頼できる営業担当は、投資目的やライフプランをしっかりヒアリングし、それに合った提案をしてくれます。その営業担当自身が不動産投資を行っている場合は、さらに信頼性が高まります。
営業担当に聞くべきポイントは、以下のものがあります。
・物件のメリット・デメリット
・周辺環境
・投資シミュレーション
これらの情報を比較検討することで、より良い物件を見つけることができます
まとめ
不動産投資で成功するためには、信頼できるパートナーを見つけることが何より重要です。
今回ご紹介した5つのポイントを参考に、慎重に物件を選ぶようにしましょう。
信頼できるパートナーを見つけることで、安心して不動産投資を始めることができます。